<アカペラを操る>
みなさんこんにちは、「Cue」アシスタントディレクターの玉置です!
アカペラに限らず音楽の演奏で欠かせないもの、それは「音響」ですね。スピーカーやマイクがないとお客さんのもとへ音を届けることができませんし、もちろんそれらを操る人たちがいなければいい音楽を作り上げることができません。
アカペラのライブではプロの音響さんに頼むのかな?と思っていたのですが、なんとJP-actには音響を操る「音響班」というプロフェッショナル集団がいたのです!!
今回はJP-actの「音響班」に所属するなかみなさん(中島みな美)、アトムさん(須藤崇稔)にお話を伺いました!
(写真右から二人目がなかみなさん、右端がアトムさん)
―音響をやろうと思った理由はありますか?
なかみな:わたしは元々裏方の仕事が好きで、サークルに入った時も何かそういうことがしたいと思っていました。そう思っていた時に一番最初に知った裏方のお仕事が音響だったので、よし音響やろうってなりましたね(笑)
あとは音響機材を触ったことがなかったので、音楽について今まで知らなかった分野の勉強ができそうだと思ったのも理由の一つです。
アトム:僕は一回ミキサーをちょっといじらせてもらったとき、この機械をいじることでこんなに声が変わるんだー!ってすごい感動したんですよ!!アカペラの技量だけではなく音響を学ぶことでもっとアカペラをよく魅せることができるというところが自分の興味をひいたんだと思います!
―すみません自分を含め音響をあまり知らない人のために「ミキサー」というのがどんなものか教えていただいてもいいですか?
なかみな:簡単に言うと、マイクから入ってくるそれぞれの人の声を音量や音質を調整する機械です!
―なるほど、ありがとうございます!お二人は「音響班」に所属している、ということですが、具体的にどんなことをするのですか?
なかみな:一口に音響と言っても色々な仕事があるのですが…笑
1番メインはライブやイベントの場で実際に音響機材、さっきも言ったミキサーという機械を操作して、演者の皆さんが演奏している音のバランスを取ったり、音にちょっとした演出を加える仕事です。
アトム:そうですね!それ以外にも音響機材の管理など色々な仕事をしていますね!
―私たちが耳にするのは音響さんがよりよくしてくれたものなんですね!音響を操作する側として、なにか面白いところはありますか?
アトム:やっぱり自分の音響でそのバンドを上手く聞かせることも下手に聞かせることも出来るという点ですね!!そして、その日の会場や集客、演者や天候などを考えて会場の'音'を作るということを自分の耳で行うこと、これがすごく奥が深くて面白いですね!
やっぱり自分がその日の出来栄えを握ってるていう優越感がいいんでしょうかね?(*´꒳`*)
なかみな:機材を少しいじるだけで聞こえてくる音がガラッと変わることがあるっていうのが、音響の面白いところであり難しいところでもあります。
バンドさんの音源を聞いて、こうしたらもっといい感じになるかなとかこういう演出をしてみようとか考えて、実際に思い通りになったときはすごく達成感がありますね。
あと、うちのサークルには今音響班が13人いるんですが、みんなそれぞれ音作りだったり演出に対するスタンスややり方が違うので、それも面白いところです。
―その日のバンドの演奏の出来は音響さんが握っているといっても過言ではないわけですね!普段の練習では音響機材は用いるのですか?
アトム:そうですね、サークル員が自分たちで機材を展開し、手伝ってくれたバンドさんは練習に使うことができます!
―機材というとすごくデリケートなイメージがあるのですが、みなさん使えるのですね!お二人は機材に特に詳しいとおもいますが、サークル員の方に何かお伝えしたいことなどあればお聞かせください!
なかみな:音響班を代表して私からお伝えさせていただきます。これは何度もお願いしていることなので、みんな分かってるよ!という感じかもしれませんが、機材は大切に扱うようにしてください。機材は消耗品ですので。あと、興味があれば是非音響班のメンバーに機材の使い方とかPAの仕方を聞いてみてくれると嬉しいです。機材の仕組みを少し知ってるだけでも、歌う時に役立つかもしれませんよ!
―自分たちの演奏をよりよくしてくださっている音響さんのこともしっかり考えることが大切、ということですね!本日はたくさんのお話ありがとうございました!
なかみな・アトム:ありがとうございました!